心境の大変化

みなさんこんにちは。

 

先週土曜日にコンサートを無事に終えました。

たくさんの人が聴きに来てくれて本当に嬉しかった。

みんなで歌う合唱はやはり素晴らしいなと再確認できたし、6月のパリフィルハーモニーでの合同コンサートも

楽しみ。

 

でもこの一週間でとてつもない心境の変化がありました。

実は月曜からベルリンに行っていたんです。

妹の黒子と恩師Y先生に会うために。

2泊3日の弾丸旅行です。

 

妹の黒子の決断に私はこれまで否定的だったんです。

だって心配なんだもの。どういう方向でやっていくのか、本当にやる気があるのか、

そもそも失敗したらどうしよう、とか余計なことばっかり考えていた。それを理由に日本に戻ってもすぐに

欧州に戻ることになる、またその時間を無駄にしちゃうよ、なんて言ってきたわけです。

 

的確なアドバイスをしているつもりでしたがY先生の意見を聞いて、自分の近視的なものの見方に気づかされました。

4年間会っていなかったY先生の報告も聞いて、自分はあまり当時と変わっていないと思ったんです。

大きな変化と言えば学生ビザから労働ビザに切り替えて仕事をしていること。

それと合唱という一生の趣味ができたことです。

いずれも以前にはなかった物質的・精神的豊かさをもたらしてくれました。

 

でも、なぜかなんとなく時が過ぎていくんですよね。

前は、1年1年が長くて、1日1日が戦いでした。とてつもない宿題に追われたり、

恋愛でもたくさん傷ついたわけです。

今はなんか毎日仕事にいってそれなりのことをやれば定時で上がって帰れるわけです。

それを一ヶ月続けたら月末には給与が振り込まれている。

安定していてとてもいいのですが、なんだからつまらなく感じる。

新たな場所に行ってまた冒険したい、って思ってしまったのです。

 

ベルリンで会った二人はとっても輝いていたんです。

二人とも大きな夢があって、叶えられるかどうかは考えずにやれることをやっている。

そして少しずつだけど近づいている。

 

そう感じた。

 

私は労働ビザもらって、更新で次は4年ビザになるってだけで満足しているつもりでした。

でも1月の更新で担当者にそれを言われた時に思ったんです。

「とりあえずあと4年いれる。でもあと4年もフランスにいたいの?」

なんか寂しい気がしました。自然と選択肢が狭まっているような。

そしてそれには抵抗できないような。

 

今回2回目のベルリンで、2015年に1ヶ月滞在した時のことを思い出した。

「ここに住みたい!パリよりも自分に合ってる気がする!」

それを改めて感じた旅でした。

ベルリンにはチャレンジャーが来る。

パリよりも広くて人口密度が少ない、アンダーグラウンド文化が染み付いてる街。

私のための街かも、って思いはじめたわけです。

 

この気持ちは来週にはなくなっているかもしれない。

でもしばらくベルリン移住を目標にできることをやってみたいと思います。

 

乞うご期待。

 

それでは。